大東京 日本橋より三越を望む View of Mitsukoshi from Nihonbashi
日本橋から三越方面の景色が描かれた、昭和初期の絵はがきです。
「太田胃酸本舗特製」と書かれているのですが、同じように東京の他の場所が描かれた絵はがきもあるので、「大東京シリーズ」として太田胃酸がノベルティとして作ったものかもしれないですね。
宛名面の切手を貼るところにも、太田胃酸が!
こういうところも、絵はがきの楽しみです。
現在の日本橋周辺では、この絵はがきのように路面電車も走っていないですし、なにより上空に首都高速道路が走っているので、当時のように広々とした空と道路は見られません。
しかし、首都高速を地下化する計画が進められているそうなので、数十年後には日本橋から上を見上げると、この絵はがきのように空が見えるようになるのかもしれません。
何十年後かには、今とは逆に
「昔は日本橋の上に首都高が走っていたんだよ」
「へー、信じられない!」
なんていう会話をする日が来るかもしれないと思うと、なんだか不思議な気がします。
そして、現在の日本橋の姿も記録に残してきたいなと思います。
参考サイト:
株式会社太田胃酸 https://ohta-isan.co.jp/company/
東京都/首都高速道路株式会社 :説明会スライド(首都高地下化・補助96号線)(平成31年2月)